横浜国立大学 博士(工学)学位論文 2016-12-31
品質工学会 品質工学 27(6), 14-18, 2019
.自動車など複雑系のロバスト設計法について、自動車のMBDでは車両全体系のモデルを用いた最適化により取り組みはなされているが、車両の使用条件や市場環境などの外乱に対しその品質、機能のロバスト性を保証する取り組みは、
充分でないとの認識である。そこで品質工学を活用し、ロバスト設計を実現する取り組みについて紹介している。
品質工学会 26(3), 3-7, 2018
品質工学活用において、実験の代わりにシミュレーションを用いる事例は多いが、シミュレーションの必要精度やその検証法には言及されていない。本論文では品質工学の最適化で用いるシミュレーションの必要精度とその検証法について紹介している。
自動車技術会. 自動車技術会論文集20164335 Vol.47 No.3. P.711-
エンジン筒内気流解析をLESで実施し、PIV計測と比較する事例は欧米で多く紹介されているが、解析結果を大きく左右する入力境界条件の比較検証を行った事例はない。さらにサイクル変動の比較検証例もない。本論文では、気流のサイクル変動についてPIVとLESで比較し、良好な一致を示すと同時にサイクル変動の原因について考察を加えている。
品質工学会 品質工学 22(6), 19-27, 2014
品質工学が目指す、マクロ視点(製品の全体最適化)に対し、シミュレーションを活用した、実現に向けての方向性を示した。
品質工学会 品質工学 20(5), 90-97, 2012
エンジンのオイル消費の問題に対し、ピストンの持つ機能、ここではオイル保持の最適化により、結果としてオイル消費を大きく減らす設計案を提示した。制御因子として、設計寸法ではなく、面積や体積といった物理現象にとって意味のある特性を採用することにより、交互作用をなくすとともに、改善の方向性を明確にした。