2022/4/23 東海道初日 日本橋~品川~神奈川宿
4月23日、東海道53次、初日。
日本橋〜品川〜神奈川宿。
8:05出発、15:20着。
暑くて、ばて気味。
昼は川崎で鰻重、夜はみなとみらいでステーキコースでエネルギー補給。神奈川宿ゴール近くで気になる雰囲気の神社を発見。洲崎神社だった。頼朝ゆかりだそうで、鎌倉幕府直轄の神社。明治元年、天皇御東行時に内待所奉安殿を造営されたとか。
2022/4/24 東海道2日目 神奈川~保土ケ谷~戸塚~藤沢宿
2022/4/25 東海道3日目 藤沢~平塚~大磯~小田原宿
4月25日、東海道53次、3日目。
藤沢〜平塚〜大磯〜小田原宿。
8:00出発、17:30着。
昨日と打って変わって快晴。
富士は茅ヶ崎の先、相模川そして酒匂川でも見ることができた。
2022/4/26 東海道4日目 小田原~箱根~三島
4月26日、東海道53次、4日目。
8時半出発、15時半公共自走籠乗車。小田原〜箱根〜三島の予定が、狭石坂を登り切ったところで猛烈な横なぐりの雨。旧東海道は木々のトンネルのようで風雨を凌げると思いきや、今年も通行止め。国1を歩き始めたらバス停が。1時間に1本の三島行きのバスが3分後に到着と。これは神の思し召しと乗車。運転手さんも優しく、だれも他に乗ってなかったので、ゆっくり着替えて下さいと、終わるまで停車。感謝!そのまま歩いていたら三島到着は19時。その時間には最上階の温泉に浸かったあと、焼肉とハイボールでまったり。
2022/4/27 東海道5日目 三島~沼津~原~吉原~(富士)
4月27日、東海道53次、5日目。
三島〜沼津〜原〜吉原宿、その先富士のホテルまで。雨が完全に止むのを待って9時出発、ホテルに17時到着。世古本陣跡は東海道を歩き始めて初めて発見した三島宿の石碑。そして沼津でもこれまで迂回して歩かなかった川廓通り。昭和30年までは石畳が残っていたそうな。それを復元。クチバシが白い鴨?吉原の沼川で発見。そして平家越。今の富士川よりかなり東のジャトコ近くの小さい川。最後は沼津から吉原までずっと見えるはずの富士。濃い灰色の雲に覆われて全く見えなかったけれど、富士市にて初めて見ることができた。
2022/4/28 東海道6日目 吉原(富士)~蒲原~興津~由比~江尻~駿府宿
4月28日、東海道6日目。
富士〜蒲原〜由比〜興津〜江尻〜府中。8時半出発、18時半ホテル着。
この行程も初トライ。スクワットと階段2段登りで鍛えたつもりの脚力過信。気力でなんとか歩いた。行程見直し必須。天気予報は快晴だったけれど富士川からは見えぬ富士。薩埵峠でも裾野が僅かに見え、右手に箱根山。海はエメラルドグリーンで美しく、ユリの花に似た香りに少し癒された。何より道中、読書中の司馬遼太郎の「箱根の坂」の北条早雲のゆかりの地が室町時代の地名のまま残っているのを楽しみつつ歩けたのがよかった。あくまで司馬遼太郎が描いている早雲だけれど、魅力的な人物。離れ座敷は由比本陣の明治天皇が3度まで休まれた茶室もある座敷の復元。最後の東海道の指標は静岡市内、ずっとあってこれを頼りに歩けばミスコースなし。
2022/4/29 東海道7日目 駿府宿~丸子~岡部~藤枝
4月29日、東海道53次7日目。
府中〜丸子〜岡部〜藤枝宿。8:20発、16:10藤枝駅前ホテル着。丸子過ぎ、宇津ノ谷峠辺りから雨もよう。岡部でランチ中に激しい雨。ひたすら耐えて歩く中、吉原の沼川で出会ったオオバンを藤枝の青池で大量に発見、20羽近くいた。名前を知っていると不思議に親近感が。春には九州に渡ってしまうとか。本当? GPSも狂う、昔は追い剥ぎも出没したという宇津ノ谷峠は、もう迷わずすいすいと越えたが、その後の大降りの国道がきつかった。
2022/4/30 東海道8日目 藤枝~島田~金谷~日坂~掛川宿
4月30日、東海道53次、8日目。
藤枝〜島田〜大井川を越え、金谷〜日坂〜掛川宿。9時出発、17時ホテル着。今日は終日好天!この行程は何と言っても大井川と小夜の中山。急峻なアップダウンのあとの日坂宿から掛川宿は忍耐行。小夜の中山辺りは何故か身体も心も軽く快調だった。西行が69歳の時に人生二度目の、この峠越え。行き先は奥州の藤原秀衡というから凄い。頼朝にも会ったそうだけど、奥州行きは頼朝に滅ぼされる前だったんだ。その功労者の手越平太業平に恩賞として与えたのが丸子とな。東海道は歴史深い。最後のGoogleマップは掛川城下の七曲がり。ホテルへ直線で行きたいところ、ぐっと我慢し、真面目に歩きました。
2022/5/1 東海道9日目 掛川~袋井~見附~浜松
5月1日、東海道53次、9日目。
掛川〜袋井〜見附〜浜松。8:00出発、16:30到着。
今日はど真ん中宿の袋井と、ちょうど中間地点である日本橋から約250キロの中野町を通過し、浜松宿へ。途中、東海道ウォーカー3人を見かけ、気さくな2人と話しながら歩く。一人は袋井宿のお茶屋さんで長話をしたあと、今日島田宿を午前2時に出発して眠いから一緒に話しながら歩いて欲しいと、見附宿まで同行。GW中しか歩けないと、日本橋から京都まで7日間で踏破するとかで1日70キロ歩かねばと。聞けば聞くほど只者ではなかった。100キロマラソンは10時間。関西版ウルトラマラソンは2泊で300キロ。東海道も僕と違い時間とお金を徹底的に節約し、ネットカフェや野宿。スマホの充電ができるマックとかでランチ。荷物も非常にコンパクト。雨が降ればランニングシューズをサンダルに履き替えるそうで。
歩いていると色んな人と出会って面白い。
2022/5/2 東海道10日目 浜松~舞阪~新居~白須賀~二川~吉田宿
5月3日、東海道53次、10日目。
浜松〜舞阪〜新井〜白須賀〜二川〜吉田宿。8:30出発、17:40着。昨日は貴重な平日で休養を兼ね、愛知で雑用。今日は暑すぎない快晴で絶好日。薩埵峠はさぞかし絶景かなと思ってたら、東海道ランナー永渕さんが写真をFBにアップしてくれた。
それにして富士駅から藤枝まで1日で踏破とは!ちょうどぼくの2日分だ。晴の日は海も美しい。白須賀宿のある潮見坂は織田信長の戦勝祝いに家康が茶亭を新築して接待した場所。また明治元年、明治天皇賀初めて海を見られた場所でもあるそうな。高い場所から見る海は何故わくわくするんだろう?
2022/5/3 東海道11日目 吉田~御油~赤坂~藤川~岡崎宿
5月4日、東海道53次、11日目。
吉田(豊橋)〜御油〜赤坂〜藤川〜岡崎宿。8:30出発、17:30到着。御油は天然記念物の松並木。
今日は藤川宿から岡崎観光ガイドで今年、某自動車メーカーを退職、起業されたばかりの竹内さんと岡崎二十七曲がりまで同行。竹内さんとは同業種というより歴史好き、司馬遼太郎好きということで、まだ話し足らず、これからリバーサイドのレストランでワインを飲みながら、続きを。仕事の話になるとお互い熱くなるので、なるべく岡崎愛の話と歴史の話に向けないと
2022/5/4 東海道13日目 岡崎、二十七曲がり途中〜知鯉鮒(知立)〜鳴海宿〜笠寺
5月5日、東海道53次、12日目。
岡崎、二十七曲がり途中〜知鯉鮒(知立)〜鳴海宿〜笠寺。
8:00出発、17:30到着。3日続きの好天。今日が一番暑く頻繁に水分補給。写真は二十七曲がり案内の上の金の草鞋。案内標識は全曲がりでなく気まぐれ設置?旧東海道地図の曲がりの方が多い。花は由比宿他色んな場所で百合に似た香りを放つ未知のもの。沈丁花、クチナシ、金木犀に続くNo 4. いい香りの花木で検索したらコデマリと!→黒田さんに、これはハゴロモジャスミンだと訂正頂きました。京都に至るまで、あちこちで香っていました!
そして桶狭間古戦場の今川義元の墓。尾張生まれ、育ちで信長の快挙として捉えていたけれど、北条早雲が支援した今川氏親の子と思うと義元贔屓の気持ちになる。静岡駅前のマンホールは義元が涙を流している図。駿府は今川家を慕っているんだろうなと。
2022/5/5 東海道14日目 笠寺~七里の渡し~宮~桑名~四日市
5月6日、東海道53次、13日目。
鳴海宿近くの笠寺〜七里の渡し〜宮〜桑名〜四日市宿。
8:00出発、16時に到着。
曇り空で暑すぎず、昨夜の2時間のタイ古式施術で足もほぐれてハイペースで歩いた。右側、熱田神宮の鳥居の次は天武天皇が壬申の乱後に熊野から移された神社。道中の無事を感謝。右下は四日市の手前の朝日町の道。歩く旅人に優しい道とな。歩道は白くくっきり。夜になると常夜灯ならぬ灯りが道沿いに並ぶ。そして所々休むための石の椅子が設置されていた。東海道ルネッサンスとか言われているけれど、色々して欲しいことは沢山!像は初代桑名城主の本多忠勝でした。
2022/5/6 東海道14日目 四日市~石薬師~庄野~亀山宿
5月7日、東海道53次、14日目。
四日市〜石薬師〜庄野〜亀山宿まで。8:00出発、14:30到着の短いコース。三重県は緑が多く、国道沿いは少なく、また神々の所縁があちこちに。日永神社の主祭神は天照大神。その隣りは倭建命が東征からの帰路、杖をついて登ったという、杖衝坂。箱根峠や鈴鹿峠に次ぐ急登といっても短いし、日坂の方が断然きついと思う。その後は特に好天日は気持ちの良い田園風景。石薬師から庄野宿の間にある、僕にとっては東海道5大景観の一つ。
2022/5/8 東海道15日目 亀山~関~坂下~土山~水口宿
5月8日、東海道53次、15日目。
亀山〜関〜坂下〜土山〜水口宿。
8:00出発、17:00到着。
今日も好天!少し肌寒く、ウィンドブレーカーが必要だった。
今日は町並みが文化遺産になってる関宿と鈴鹿峠。峠の前は坂下宿、後は滋賀県の土山宿。
「坂は照るてる 鈴鹿はくもる あいの土山 雨が降る」で、よく天候が急変するけれど、今日はずっと照るてるだった。足裏はトラブルなし。普通に足が疲れた。
2022/5/9 東海道16日目 水口~石部~草津宿
5月9日、東海道53次、16日目。
水口〜石部〜中山道との合流地点である草津宿。
8:00出発、13:00に到着。
一時雨を覚悟していたが、降られず。浜松以降ずっと降られず、珍しい事。写真は田園風景、横田(野洲川)の渡しの名残、近江富士、そしていつも休ませていただく石部宿と草津宿の本陣、どちらもお休み。まあGWも終わったし。仕方ない。
2022/5/10 東海道17日目最終日 草津宿~大津~京都三条大橋
5月10日、東海道53次、17日目、最終日!
草津〜大津宿〜京都三条大橋。
8:30出発、16:00到着。
最初のポイントは瀬田の唐橋、そして琵琶湖の西岸を北上、和田の浜から近江富士と、すっかり馴染みのオオバン、10羽近く波で揺れている様が可愛いかった。その後、大津宿に向かう街道沿いに義仲寺が。いつもは気づきつつも通り過ぎるが、今回は拝観。義仲と松尾芭蕉の墓が並んでいた。芭蕉は義仲びいきだったとか。吾妻鏡は鎌倉幕府寄りだけど、義仲って実際はどうだったんだろうと客観的に知りたいが、司馬遼太郎は義仲も義経もあまり贔屓目ではない。そして、いつものように蹴上のコーナーを左に曲がると後は一直線に三条大橋へ。この直線路はいつも長く感じず、凱旋気分とは言わないが、気分上々で17日間の色々を思い返しながら歩く。この直線路の気分を味わいたく、飽きずに何度も歩くのかも。