講演日:2015/11/17 主催 CAE懇話会

<1>概要
  CAEをエンジン開発プロセスの中で活用し始めたのは1980年代であるが、解析用モデルの自
動作成などの取り組みによって、解析期間が60分の1に短縮され、CAEのフロントローディングが
実現された。それにより部品の試作、評価前にCAEでの機能評価が可能になり、部品開発コスト
の大幅な削減ができた。一方、効率化のために設計者と、解析者、評価実験担当者の分業化が進
み、設計者は搭載性や製造制約のもとで、形の設計に専念し、形がもつ機能について考える機会
が減り、CAEに頼るあまり、設計者のセンスが低下したとの危機感が生まれた。本講演では、CAE
の活用法を見直し、使うと設計者のセンス磨かれる取り組みについて紹介している。

<2>講演内容
 1.CAE活用法の歴史(1985-2010)
 2.2011年~2015年に直面した課題
 3.モデルベース開発(MBD)と1DCAE
 4.エンジニアの設計センスを磨くCAE
 
<3>キーワード (サイト内検索可)
  1.MBD
  2. 1DCAE
  3.品質工学
  4. 機能
 
<4>代表図